気づけば夏本番!太陽の眩しい季節がやって来ましたね。
ジリジリとした暑い時期を、少しでも快適に過ごしたいものです。
エアコンの風だけではどうも物足りない…そんな時に活用したいのが、日本で古くから愛される扇子です。
夏の風物詩とも言える扇子は、サッと取り出して仰ぐだけで、涼を運んでくれる上に、彩りでオシャレを楽しむこともできますね。
末広がりの形で縁起が良く、サマーギフトに選ばれることも多いアイテムです。
そんな扇子を、お気に入りの生地で作ってみるのはいかがでしょうか?
完成度の高い、ステキな作品があっという間に作れますよ♪
今回は、夏に映えるカルトナージュの扇子をお届けします!
カルトナージュの定番!リバティ生地でレトロにお洒落
カルトナージュに親しんでいる方なら、お気に入りの生地としてリバティを挙げる方も多いと思います。
多くの方から人気を集める、リバティプリントを使った扇子をまずはご紹介します。
こちらは、リバティのNancy Animalを使った扇子です。
クラシックな花柄に、バンビやリスなどの動物を組み合わせた可愛らしいプリント。柄にフリルをつけ足して、大人ガーリーに仕上がっています。
色味が落ち着いているので、「可愛い小物を使いたいけど、年齢的に持ちづらい…」という方も取り入れやすいですね。
ご存知の方も多いかもしれませんが、「リバティ」とは、もともとロンドンの老舗百貨店の店名でした。
その百貨店が、オリジナル商品として生み出した生地が「リバティプリント」です。
リバティの多くは、綿花から作られた「タナローン」と呼ばれる、薄くて織の密度が高い生地にプリントされます。
シルクのようなしなやかさと手触りで、庶民の間に広がったと言われています。
細かな柄は、華やかなだけでなく、クロスのシワを目立たなくしてくれる効果も持っているんだそうですよ。
ブラックのリバティが、シックで素敵ですね!こちらは人気のAngelica Garlaの柄で、大輪のヒマワリが印象的です。
お揃いの扇子入れにも、黒のリボンとグレーの生地を合わせているので、花柄でも子どもっぽくなりすぎず、エレガント。どの年齢の方でも使いやすいですね。
こちらは、グリーン多めで爽やかな花柄の扇子です。
Betsy Berryというパターンで、単純化された花が典型的なリバティです。レトロな可愛さを感じさせてくれますね。
扇子カバーは、マグネットで留められるようになっています。うっかり無くしてしまわないように、扇子を使っている時は、バッグの持ち手にカバーを取り付けておけるので、安心で便利ですね。
夏モチーフでサマースタイル
ここまでは、王道のリバティ柄をご紹介してきましたが、「夏を満喫したい!」というあなたに、夏らしさ満点のファブリックで作る扇子をご紹介します。
ピンク地に赤のプルメリアが目を引きますね!
常夏のハワイを思い出させるような、華やかがあって夏らしさ抜群です。生地の中にある白色と同じ、白の骨組みにすることで、センスの良さがぐっとアップしています。
コーディネートのワンポイントになりそうですね。
こちらもパイナップルのパターンが、ハワイアンな気分にさせてくれる扇子です。
明るく爽やかでありながら、ナチュラルな色使いで、男女問わず使いやすいユニセックスなデザインですね。
派手になりすぎず、夏を取り入れたい方にピッタリです!
しっとりとした、日本の夏を感じたい方には、金魚柄の扇子はいかがでしょうか?
ケースが箱型になっているので、頑丈で持ち運びもしやすいよう工夫されています。
あえて、全部を同じ柄にするのではなく、別の生地を使うことで、あなたらしい作品に仕上げることができますよ。
旅するようなファブリックで
おうちで過ごす時間が多めだからこそ、夏小物には遊び心をプラス。人とは違う、ちょっと個性的なファブリックで、毎日の暮らしにゆとりを取り入れてみてはいかがでしょうか?
どこからか海の音が聴こえてきそうな、美しい浜辺の風景が使われています。
ブルーの色味がところどころグラデーションになっていて、ビンテージ感もあります。
風を感じながら、古き良き、ハワイの景色に思いを馳せてみるのも良いですね♪
パリの街並みが描かれた、Rue de Parisのリバティ生地がアンティーク感ある作品です。
手書きのイラストが、憧れの観光名所を身近に感じさせてくれますね。
ケースにはエッフェル塔のワッペンが付いていて、乙女心をくすぐります。
こちらのワンポイント、実は失敗部分を隠すために付けられたそうなのですが、かえってオシャレに統一感ある作品になっています。
扇子とケースのトーンを合わせると、全体的に調和のとれた作品に仕上げられますよ。
作ってみたい作品はありましたか?
お気に入りの生地以外にも、これまで取っておいた、ハンカチやスカーフなどもリメイクすることができますよ。
扇子への加工テクニックは、サロンの先生に教えてもらうのが1番です!こちらの検索ページから、お近くの教室を探してみてくださいね。
今年の夏は、カルトナージュで楽しみながら乗り切りましょう♪