収穫の秋に。なんとカルトナージュの世界では、かぼちゃが大豊作なんです!
ひと口にかぼちゃと言っても、もちろん野菜のかぼちゃとは違います。カルトナージュで作るのは、かぼちゃ型のボックスです。
大きさは大中小、デザインも千差万別!
蓋を取り外して、箱の中にお菓子を入れたり、ランタンのようにライトが入れられるタイプなどさまざまです。
立体的なフォルムが可愛く、置くだけで映えるので、ハロウィンの飾りつけにもってこいです。おうちハロウィンを楽しく賑やかに盛り上げてくれますよ♪
作って飾りたくなるカルトナージュのかぼちゃ型ボックスをメインに、種類豊富なハロウィン向け作品もいっしょにご紹介します。
なぜハロウィンにはかぼちゃが使われるの?
ハロウィンは秋の収穫祭「ケルウィン」がはじまり
ハロウィンでは、何かとかぼちゃがモチーフとして使われますよね。そのためか、装飾もオレンジや黄色などの色味が多い印象です。
ハロウィンで、かぼちゃがよく使われるようになった経緯をご存知でしょうか?
夏の終わりごろ、古代ヨーロッパのケルト民族は「サウィン」という秋の祭りを定例の行事としていました。
この時期には、亡くなった祖先の霊や悪い精霊がやってくるとの言い伝えがあり、人々はそのような悪い霊から身を守るため、作物を捧げて霊をおさめ、おばけなどの格好をすることで目をくらましてもらえるよう過ごしていたそうです。
この時期に飾られるのが、おばけの顔をくり抜いて光を灯す「ジャック・オー・ランタン」です。訳すると「提灯持ちの男」という意味です。
アイルランドには、このジャック・オー・ランタンの由来になった「けちんぼジャック」という伝説話があります。
ほんのり怖い「けちんぼジャック」の伝説
いたずら好きのジャックは、飲んだくれの男性で、魂を取りにやってきた悪魔をだまして、幾度も死を逃れようとしました。そんな生前の行いから、ジャックは死後も天国にも地獄にも行けない存在になってしまいます。
あの世とこの世の境は暗く、思うように歩くこともできません。そんな中、ジャックは道端に転がるカブを見つけ、その中に炎を入れてランタンを作りました。
ジャックはその灯りを頼りに、今もさまよい歩き続けている……というお話です。
ケルト民族の間では、この話を背景としてハロウィンにはカブが多く使われていました。
時代を経て、ケルト民族がアメリカへ渡ると、入手しやすくランタンにも加工しやすいといった理由からかぼちゃが使われるようになったそうです。
ハロウィンを怪しい光で彩るかぼちゃのジャック・オー・ランタンは、ケルト民族の伝説とアメリカの作物事情によって生まれたのでした。
現代でも、ジャックが冥界をさまよい歩いていると思うと、ほんの少し背筋がヒンヤリとしてしまいますね。
自由に楽しく!カルトナージュのかぼちゃ型ボックス
カルトナージュのかぼちゃ型ボックスは、ひとことで言えば自由です。どんな柄や色でもOK。
町中がハロウィンイベントでカラフルに彩られていくように、ワクワクする気持ちをそのまま作品にしましょう♪
個性豊かなボックスたち
ハロウィンらしいスプーキーな可愛さ
ころんとまあるい形が可愛いですね♪こちらのかぼちゃ型ボックスはハロウィンのお菓子入れとして作られました。
生地は猫やかぼちゃのイラストに遊び心がある、ModaのSpooky Delightのクロスです。蓋のつまみを木製にして、どこかほっこりとした秋らしさも感じられます。
蓋を開けると、中はオレンジのドット柄です。キャンディを入れてボンボニエールのようにして使ってみましょう♪
にっこりジャック・オー・ランタン
こちらは、表情がユニークなおばけかぼちゃに、棺のボックスもセットで作られました。セットで飾るだけで、そこはもうたちまちハロウィンな空間です。
蓋が魔法使いの帽子になっていたり、カルトンがくり抜かれていたりと、面白い工夫があります。
エレガントなクロスでイメージチェンジ
3つ並んだボックスは、色違いのトワルドジュイに曲線のシルエットが美しい佇まいです。ハロウィンのイメージに縛られないデザインですね。
「ルコフールジャポン」という、日本の伊万里焼から着想を得て作られたつぼ型の多面体カルトナージュです。曲線の角度を変えると、ふくらみ具合が変わります。
サイズもそれぞれですが、蓋を外して飾ることもできて、高さは約20センチにもなります。
ハロウィンの置き物としても存在感がありますね。
お菓子以外にも、小物類やお花を入れて飾っても素敵です♪
かぼちゃ型はボックス以外にも
ボックスだけでなく、その他にも飾って楽しい作品が作れますよ。
大人カワイイかぼちゃ型カードスタンド
こちらは、かぼちゃ型のカードスタンドです。シックな柄でどんなお部屋にもマッチしそうな雰囲気です。
カードだけでなく、写真を挟んだり、外出時の家族へのメッセージカードを挿しておいたり、用途はいろいろですね。グレイッシュな色合いなので、ハロウィンだけでなく1年を通して使っていただけます。
季節限定のレッスンで、カルトナージュで度々必要とされる美しい曲線に仕立てるポイントも習えると、生徒さんから好評だそうですよ♪
可憐なジャック・オー・ランタン
ハロウィンが近づくと、中身をくり抜いたかぼちゃにロウソクを入れたランタンをよく見かけますよね。カルトナージュでもランタンが作れます♪
花柄で、ハロウィンに限らず飾っておきたくなる可愛いデザインです。本物のキャンドルではなく、LEDのキャンドルライトを入れて使います。
大きさや形を変えて、いくつか並べても絵になります。
このような吊り下げタイプもあります。お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれる、素敵なアイディアですね。
折りたたみ式になっているので、イベントが終わった後の片付けも楽で、収納にも困りません。
ハロウィンの期間限定なカルトナージュアイテム
ハロウィンをもっと盛り上げてくれる、カルトナージュの作品はまだまだあります!おうちの至るところで、ハロウィンを感じるデコレーションをしていきましょう♪
ポップな刺繍アートフレーム
キュートなクロスステッチ刺繍は、可愛いと言わずにいられません。立てても壁に掛けても使えるアートフレームは、刺繍から生徒さんの手作りです。立体感のある色づかいが見事ですね。
内側の刺繍に合わせて、Garden Gatheringsの小花柄のクロスを選ばれました。遠目から見るとドットのように見える柄で、細かなところへのこだわりが感じられます。
秋とハロウィンを掛け合わせて、果物や動物のオブジェといっしょに並べると童話のような雰囲気でファンタジーな世界観が演出できます。
魔法使いのキャンディバスケット
いつものお菓子入れをハロウィン仕様に変身!
ハロウィンモチーフが目を引くキャンディバスケットは、表裏2パターンの絵柄が楽しめます。
「Kitchen WITCH」のロゴには魔法瓶を並べて、もう片面は魔女のトルソー柄です。三角帽子と、空飛ぶホウキの刺繍がハロウィンらしいですね。
色とりどりなお菓子のパッケージが映えて、魔法使いがハロウィンパーティーのテーブルにさりげない賑やかさを与えてくれます。
淑女のためのハロウィンタッセル
ハロウィン期間のカルトナージュサロンで、意外と人気なのがタッセルです。
オレンジと黒の組み合わせだと、はっきりしたハロウィンカラーですが、グレーの糸を合わせると重苦しくなく上品で軽やかな印象になります。
タッセルは、そのままトレーに入れて飾ったり、いくつか合わせてガーランドにしたり、バッグチャームにしたりとアレンジがいろいろ楽しめます。ハロウィンシーズンをオシャレに装ってみましょう♪
ハロウィンはカルトナージュの魔法にかけられて
メジャーなイベントになりつつあるハロウィンを、みなさまはどう過ごされますか?
自宅を飾りつけしたり、家族や友人と集まってパーティーをしたり、実際に仮装をしてみたり……ハロウィンの楽しみ方はいろいろありますね。
カルトナージュサロンでは、かぼちゃ型ボックスや今だけのアイテムが作れるレッスンを続々と開催中です♪子どもだけでなく、大人もオシャレにセンス良くハロウィンを楽しみましょう!
各サロンの情報は、カルトナージュナビのこちらのページから♪
収納もできて、飾りにもなる。カルトナージュ作品を今年のハロウィンに取り入れてみてくださいね。