年末が近づいてきましたね。
新年を迎える頃になると、おせちの材料を準備したり大掃除をしたり、意識せずとも私たちの生活には昔ながらの慣習が引き継がれています。
お正月用の飾りつけや整理整頓に、カルトナージュの和雑貨はいかがでしょうか。
ハレの日らしい柄を取り入れて、おめでたい空間にも合うカルトナージュらしい心なごむ作品を作ってみましょう。
こちらの紅白カラーが素敵なボンボニエールも、カルトナージュ教室で作られた作品です。カルトナージュのふんわりとした雰囲気は、寒い冬の季節にあたたかみをくれますよ。
しかも、お正月向けの飾りやボックスなど、作れるアイテムは意外と豊富です。
インテリアにも馴染みやすい、オシャレな和雑貨を作って楽しくお正月を迎えましょう♪
正月事始めに♪ハンドメイドの定番正月飾り
正月飾りを飾るタイミングは?
作品を作り始める前に、日本のお正月に関するきほんをおさらい♪
正月飾りは、正月事始めの12月13日以降に飾るのが良いとされています。この日は「鬼宿日」と呼ばれ、婚礼以外は全て吉とされるためです。
正月事始めには、煤(すす)払い、松迎え、年男の習慣がありました。
まずは煤払いをして、家の汚れを払い、厄を落とします。
昔は炭や薪で火を起こしていたため、煤梵天(すすぼんてん)と呼ばれるはたきのような道具が活躍していました。儀式的な意味合いと同時に、隅々まで綺麗にすると年神様が多くのご利益を持ってきてくれるとも言われていたそうですよ。
松迎えでは、門松のための松やお正月に使う薪を山に採りに行きました。その際に活躍したのが年男と呼ばれる人たちです。
年男は、今ではその年の干支に生まれた人を指しますよね。当時は「お正月準備を取り仕切る人」を指しました。一般的にはその家の家長が務めていたそうですよ。
昔ながらの正月準備は大変ハードなものでしたが、現代ではもっと手軽に、かわいい正月飾りが手に入ります!
カルトナージュ教室から、年の初めに飾りたいステキな作品がたくさん届いていますよ♪
まずは定番の門松、鏡餅、しめ飾りをご紹介します。「これもカルトナージュ?」と言わずにはいられない作品ばかりです。
門松
椿の花が添えられた、スタイリッシュな門松です。竹の部分は単色ではなく、グリーンのボタニカルな生地を使っていて、単調に見えないよう工夫されています。合わせる干支置き物を変えて、毎年飾れるのも良いですね。
門松は、各家を周る神様から見つけてもらえるよう、目印として飾り始めたと言われています。本来は門の左右に配置するのですが、マンションなどの集合住宅ではなかなか難しいもの。
こちらの作品のように手のひらサイズなら、少しのスペースにも飾れるのでどこのご家庭でも気兼ねなく飾れます♪
鏡餅(三方)
ふっくらとしたかわいい御餅に、フェミニンな三方の正月飾り。こちらの作品は、鏡餅と三方どちらも手作りです。
三方は、リバティプリントのタナローン生地で作られていて、そのさらりとした光沢感から品の良さが醸し出されます。作り手によって、鏡餅の大きさや形が少しずつ違うのも、愛らしい理由のひとつです。
神様の居場所であり、お供え物とされる鏡餅は、神棚や床の間に飾られます。とはいえ、現代では洋室のみのお宅も増えましたよね。洋風プリントのデザインなら、今時の家具やインテリアにも馴染みやすいです。
季節物ゆえのかさばりそうな収納も、こちらの作品はなんと折りたためてスッキリ!お正月終わりの片付けもラクラクです。
「ほしいけど自分ではまだ買っていない」というアイテムは、プレゼントに喜ばれます。伝統的な飾りですが、意外と持っていないという方も多いので、贈り物としてもオススメですよ。
「来年もよろしくね」の気持ちを込めて、実用的でありながらオンリーワンのプレゼントで、嬉しいサプライズをしてみましょう♪
しめ飾り
お正月にちなんだ、おめでたいモチーフをぎゅっと詰め込んで、ふんわりと丸みのあるリースに仕立てています。着物の生地を使っているので、華やかな和の雰囲気が漂います。玄関や室内のドアにかけて、モダンにかわいく飾れますよ♪
ご自宅で大切にしまってある着物や反物を、この機会にリメイクしてみるのも良いですね。
かわいいのに使える!カルトナージュのお役立ち和雑貨
ハンドメイドの品は、自分で作ると好みの柄や形で作れるのが良いですよね。
カルトナージュのお正月向け作品は、見た目のかわいさもさることながら、映える飾りになったり収納に活用できたり、実用性が高いのも特徴です。
教室で作られたアイディアあふれる作品を見ていきましょう♪
なみなみ盆
和の空間を演出してくれるお盆は、年末年始に欠かせません。おせちやお菓子を置いたり、干支置物を飾ることもできます。カルトナージュのお盆は軽くて丈夫なため、壁飾りにもできますよ♪
吉祥樹である松の文様は、パステルなやわらかい色味で心を和ませてくれます。
赤いお盆は千代紙、青いお盆は友禅紙の内底です。薄いアクリル板を敷いているので、汚れや水濡れにも安心です。
内側と外側の底には、それぞれフランス製のカルトンを使用していて、強度は高めです。外底のスキバルテックスで、高級感もプラスされています。
リバティのハート柄が並んでかわいいですね♡
なみなみ盆の優しい雰囲気を活かした、レディのための正月盆です。
花かんむりのような柄は、ボタニカルでナチュラルな可愛さがあって、お正月の多幸感あふれるテーブルにピッタリです♪
お盆を裏返して、置物を飾るベースとしてもお使いいただけます。季節は少し先ですが、ひな人形を飾ったり、色を変えて端午の節句の兜を飾っても◎
型にはまらず、自由にどんどん活用してみましょう♪
収納ボックス
こちらは、ティルダの扇子柄を羽子板風に仕立て、カトラリーボックスに仕上げました。ティルダ特有の、フェミニンかつ個性的なムードと和の雰囲気がマッチしています。
おもてなしの機会が増える年末年始に、映えて使える入れ物は重宝します。食卓にさりげなく置いて、注目を集めること間違いなしです。
日ごろ出番の少ない祝い箸も、そのまま収納できますよ。
古典的な椿柄がかわいい、クラシカル調のボックスです。椿は冬の花で、寒い時期でも青々とした葉であることから縁起の良い樹木とされてきました。
椿柄は、明治から大正時代に活躍した竹久夢二の作品にも多く登場していることから、大正ロマンを強く感じさせます。アンティークな和のモチーフに、西洋のモダンなエッセンスが加えられたのも当時の特徴と言えます。
華やかなお正月向きの柄ですが、その中身は……
なんと百人一首の札入れになっています。幼い頃に遊んだという方も多いでしょうか。百人一首は、凧揚げやすごろくといった、定番のお正月遊びのひとつですよね。
札はメーカーによってサイズもいろいろなため、サイズに合わせて作られたそうですよ。片側が開く仕様になっていて、札が取り出しやすいよう工夫されています。
専用の箱を作って収めれば、これから先もずっと大切に保管できますね。
フラワーベース
お正月はベーシックな飾りに加えて、花のアレンジメントがあるとさらにお部屋が華やぎます。
こちらの作品は、帯生地を使った花器です。丈夫な素材かつ、美しいデザインですね。玄関やニッチなど、おうちの空いているスペースに飾りやすいサイズ感です。
松や南天といったお正月に相応しい花材で、シックに彩ってみましょう。
こちらは、曲線が美しい舟型のフラワーベースです。製図からはじめて、成形の過程で好みの形に仕上げていきます。サイズも変えて作れるそうですよ♪
鶴は、長寿の象徴とされる縁起の良い鳥です。
天まで届く鳴き声で、神様と人とをつなぐ橋渡しの役割を担う存在とも言われます。晴れ着でもよく見られるモチーフですよね。
フラワーベースは、こちらのなみなみ盆とセットで作られました。金の青海波で、壮麗なきらびやかさがあります。
鶴は同じツガイで生涯を添い遂げるとされていて、夫婦円満の意味も持ちます。縁起を担いて、ペアの作品を作れば幸せも2倍になりますね♪
より良い年を迎えるための準備をはじめていきましょう!
カルトナージュ教室では、お正月飾りや今の時期に合う和小物のレッスンを開催中です。「来年こそは」と思う方も、思い残しの無いよう年内にトライするのがオススメです。
各教室でお正月向けのこだわりレシピと生地を揃えて、みなさまの参加をお待ちしています♪
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