冬~春は「和」の季節!着物の生地をカルトナージュで蘇らせよう


お正月、成人式、卒業式、入学式……冬から春にかけては、1年の中で1番、着物の出番が多い季節ではないでしょうか?
華やかで美しい着物は、見ているだけで明るい気持ちにさせてくれますよね。

福岡県・福岡市博多区のサロン「AtelierPetitsBonheurs(アトリエプチボヌール)」から、着物の生地を使ったカルトナージュ作品の案が届きました!
まだチャレンジしたことがないという方も、きっといらっしゃいますよね。是非参考にしてみてください。

着物の生地でカルトナージュ

和のイベントにぴったり

アトリエプチボヌールの真由子先生作、着物の生地を使った作品がコチラ。

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色とりどりの花や葉が、とても素敵な絵柄ですよね。もちろん小物入れとしても使えますが、先生が何に使われたかというと……?

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お雛様のひな壇!ひな人形が召している十二単と布のトーンが合っていて、相性ぴったりです。
単色の段に飾るよりも、ぐっと華やかになりますよね。高さがありすぎるなと思ったら、蓋だけ使って飾れば、落ち着いた印象にできます。

収納力抜群!

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この箱は、ひな人形をそのまますっぽり収納できるサイズになっています!賢いアイディアですよね。屏風も折りたたむ必要がないので、美しい状態を保つのに役立ちます
少し時間をかけて頑張れば、三段飾りや五段飾りのひな壇をカルトナージュで作ることも可能です♪

男の子がいらっしゃるご家庭は、端午の節句の兜を入れる箱を、同じようにカルトナージュで作ってみてはいかがでしょう?

思い出の品を新しい姿に

実はこの作品、アトリエプチボヌールの真由子先生ご自身が、3歳の時にお召になった七五三用のお着物をリメイクされたものなのです。

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ご覧ください。なんと素敵な絵柄でしょう。大変鮮やかな色使いが素晴らしいですね。

先生がこちらのお着物を着ている七五三のお写真は、残っていないのだそうです。お写真はないですが、現物をよい状態で長く保ってこられています。ただ、箪笥にしまっておいても目にできる機会はわずか。眠らせていては勿体ないと、この度勇気を出してハサミを入れたのだそう。

袱紗にも変身!

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美しい鶴のモチーフを、大胆かつ上品に。こちらの袱紗は、お嬢様にプレゼントされたものだそうです。
お子様用の着物でも、こんな風にレイアウトを工夫して切り取れば、一気に大人らしく品のある作品に早変わり。こんなに素敵な袱紗を持っている方は、なかなかいらっしゃいませんよね。

こんなに素敵な作品たちに生まれ変わったのですから、お着物自体も、このお着物を先生に贈られた方もきっと幸せですね。もう誰も着ないお着物をお持ちの方は、思い切ってリメイクしてみてはいかがでしょうか?

和服アレンジに活かせそうなデザインの作品

着物の生地をカルトナージュに活用されている方は、実はまだそれほど多くありません。オリジナル作品を作るなら今がおすすめ!リメイクでなく反物(たんもの)を使用しても、もちろんOKです。

ただ、まだあまり作られていないため、デザイン案も多くないのが現状。そこで、アトリエプチボヌールの作品の中から、アレンジで使用できそうなものをいくつかご紹介します♪

がま口ボックス

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がま口和柄、相性がよいこと間違いなしの組み合わせです。こちらは初級程度の難易度なので、カルトナージュが初めての方、始めたばかりの生徒さんでも安心して取り組めます!
お部屋の中で使うだけでなく、大きさを合わせれば、メガネケースペンケースにも活用できるデザインです。

クラッチバッグ

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和装に合わせるバッグ、実は「なかなか良いものが見つからない」という悩みを抱えていらっしゃる方が非常に多いのです。お心当たりはございませんか?和装用バッグでしっかりした生地・作りのものは比較的高価。カルトナージュで作れば、市販品より費用を抑えることができます。お着物やシーンに合わせて選べるバリエーションがあると、嬉しいですよね。

この作品は立体感ある刺繍生地が使われています。和風の場合も、絞り染め刺繍が施されているものを使用すれば、高級感が生まれるでしょう。

箪笥の肥やしを持ってレッスンに行こう

ご自宅に、眠っている着物や反物はありませんか?お近くの方は、アトリエプチボヌールに持っていって、真由子先生に相談してみましょう。

「生地は持っていないけれど、和の作品を作ってみたい」と思った方。そういった場合は、骨董市リサイクルショップで入手するのがおすすめです。

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特に骨董市は、アンティーク着物がとても手頃な価格で販売されている点が魅力的。着るわけではないので、全体が美しい状態でなくても問題ありません。生地の使いたい部分だけ綺麗であれば十分です。また、掘り出し物に出会えるかもしれないというワクワク感も醍醐味ですね♪

アトリエプチボヌールの三輪真由子先生は、ヴォーグ学園の講師として活躍されていたこともある方です。そんなカルトナージュを極めている真由子先生ですが、今でも常に、学ぶこと、新しい挑戦をすることを忘れずに取り組まれています

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こちらは、アトリエプチボヌールの生徒さんの作品です。生地はすべて持ち込まれたそうです。個性的でありながら、品のある素敵な生地ですよね!

このがま口ボックスは、蓋の部分にエンボス加工が施されています。
この作品に対して先生は、「エンボス加工といえばアルファベットとばかり思っていた。エンボス加工でお花の模様を施す新しい発想を、生徒さんからもらった」といった趣旨の内容を、ブログに記されています。

沢山の生徒さんを育ててきていながらも、謙虚で素直な心を忘れずに持っている、素敵な先生です。真っ直ぐな心と姿勢は、自分を成長させてくれます。見習いたいですね。

詳しいレッスン内容や、その他の作品はAtelier Petits Bonheursのブログでチェックしてみてください♪