カルトナージュの魅力ってなんでしょうか?
やはり、お部屋のインテリア小物から持ち運びできる雑貨に至るまで、身の回りのあらゆるアイテムを自分好みに彩れるところでしょうか。
本やインターネットには簡単な作り方やレシピが載っているので、気軽にトライしてみたい方も多くいらっしゃるかと思います。
気に入る生地を探すところからスタートして、厚紙を揃えて、その他の工具に素材も…となると、思ったより大変かもしれません。
まずは体験してみたいという方も、せっかくなら確かな技術とセンスを持った教室で学びたいですよね。
「L’ Atelier Pucci」は、明石海峡を臨むロケーションに立つ、心地よい風吹くカルトナージュサロンです。
フランスで製図学を学ばれたMIKI先生の、本場仕込みの技を活かした1ミリの狂いもない仕上がりに魅了される人も後を絶ちません。
すべて1から組み立てるので、「自分の好きなサイズでオリジナル作品を作れる」という魅力もあります。
今回は本場フランスの確かなテクニックが隠された、L’ Atelier Pucciのピタッと美しいフレンチシックなカルトナージュ作品をお届けします。
たしかな製図で、作品が何ランクもアップする
カルトージュの仕上がりをきれいにするコツは、何と言っても製図にあります。形を取る時点で少しでもズレがあると、組み立てた際に狂いが生じてしまい、見た目にも違和感が生まれてしまいます。
写真の作品は、まだ布を貼る前の段階です。折り込みが正確で、何も装飾がされていない状態でもすでに美しさが伝わってきます。
L’ Atelier Pucciでは、基本形から複雑な形まで、レベルに応じていろいろな形を好みにアレンジして作ることができます。
オクタグラムの星型ボックスに、生地を貼った完成形がこちらです。フタの平面部分を8つに分け、柄を組み合わせて見た目に変化をつけています。
スワロフスキーでキラキラと縁取りして、さらに中心のつまみには「キャンディプチジュエル」というグルーデコを使ってコロンと可愛い輝きをプラスしています。
本体とフタがセパレートしているタイプの箱は、それぞれを合わせた時にきちっとはまるように作る必要があります。パーツ自体は少なめですが、正確にはめ込むためには、セレクトする布の厚みも重要です。本体を作って、そのあと改めてサイズが合うようにフタ部分を作成します。
落とし蓋を裏から見ると、このように角の処理が非常に綺麗ですね。
さらにこちらの作品は、製図からオンラインレッスンで学ばれたというから驚きです!
サロンが遠くてなかなか足を運べない方や、おうちでレッスンを受けたいという方も、オンラインで受講できるのは心強いポイントです。
コースを受講したカルトナージュ講師の方向けには、作品レシピ&製図テキスト本の配布もあるので、ご自身のサロンでのレッスンも可能です。
認定サロンで同じレッスンを受けることもできるので、カルトナージュの楽しさがどんどん全国に広がっています♪
初級から上級まで、バリエーション豊かな作品集
L’ Atelier Pucciでは、作れる作品の種類も圧倒的です!
主宰のMIKI先生は、フランスのギャラリーでディプロマを習得後、ドイツでカルトナージュ教室を開講していたという経歴の持ち主。帰国後は、より分かりやすい独自の技法を加えてレッスンに取り入れてきました。コースは初級から上級まで、製図を学びたい方には専用のコースもありますよ♪
はじめての方もトライしやすい作品から、もっと技術を身に付けたい方にも参考になる作品まで、フランスのエスプリが効いた作品を見ていきましょう♪
はじめてならまずは小物収納から
こちらは、カントリーなデザインのフレンチジェネラルの生地を、ブック型ボックスに仕立てた作品です。初級作品だそうですが、角の処理がきちんとされていてトリプルストライプのゆがみもありません。フタと本体のつなぎ目も柄の合わせが綺麗ですね。
あたたかみのあるファブリック同士の組み合わせが、フランスのホームインテリアを彷彿とさせる雰囲気です。
思ったより気軽にできる丸形作品
基本が身についてきたら、次は形にもこだわってみましょう♪
こちらはまるいフォルムが可愛らしい、フラワースタンドです。レターラックとしても使えそうですね。ティファニーブルーとホワイトの爽やかな色合わせです。
製図が分かってくると、カーブの出し方など応用ができるようになるので、作品づくりがますます楽しくなります。
こちらのフラワースタンドは、内側への生地の貼り付けがやや難しいものの、工程がシンプルなため比較的作りやすく人気だそうですよ♪
上級作品は大きさもデザインも自由自在!
ローラアシュレイのエレガントなヨーロピアンドロワーです。こちらはなんと手のひらサイズ!小さな作品に、細かな工夫と技術が活かされています。
引き出しを開けると、このように寸分の狂いもありません。スッと開いて、安定させるためには、カルトンの厚さを調節する必要があります。
フランスではよく2.5ミリの厚さを使用するそうですが、 L’ Atelier Pucciでは、作品に応じて2ミリから3ミリの間の厚紙を使い分けています。
ラストはダンスフロアで美しい舞踏会を
最後にご紹介するのは、こちらの舞踏会を彷彿とさせるクラシカルな卒業作品です。芸術的で、背景に物語があるようなカルトナージュの奥深さを感じます。
モロッカン柄にトワルドジュイ、お花柄といった柄の組み合わせに、スキバルで高級感が漂います。非常に手が込んでいますよね。
L’ Atelier Pucciでは、それぞれの方の個性を活かして作品を仕上げていきます。基礎を学んでいるからこそ、応用が効いて作品づくりの幅が広がります。
お近くの認定教室でも体験ができますよ。一度やってみたいというビギナーの方や、すでに心得のある方も多く、交流ができるのも魅力的です♪
まだまだ紹介しきれなかった作品がたくさんあります!こちらの紹介ページから、L’ Atelier Pucciをより詳しく知ってみてくださいね♪