1月に入って、本格的に寒くなってきましたね。
「冬」といえば、みなさんはどんな景色を思い浮かべますか?
すっきりとした青空にグレイッシュな曇り空、氷の張った湖に、しんしんと積もる雪景色など…色で表現するなら、「白」や「グレー」、「水色」といった寒色系のカラーになるでしょうか。冬らしさを表現する方法は、他にもいろいろあります。
今回は、今だからこそ、どこかエモーショナルで冬にぴったりなカルトナージュの作品を特集します。
冬らしい作品って?
配色で伝える
フレンチアンティーク風なダマスク柄を中心に、作品全体がグレーとホワイトの2色でまとめられていて、とても上品ですよね。こちらの作品は、タイムレスなデザインが魅力的なローラアシュレイの「ジョゼッテ」を使用しています。どことなく冬らしさも感じます。
「冬らしい」と感じるポイントは、無彩色の「灰色」に、グレー味のある「オフホワイト」という配色にあります。灰色をメインとした無彩色に、寒色系のお色をプラスすると、透明感のある落ち着いた冬らしさを表現できますよ。
文字盤のパールには優しい光沢感があって、作品に明るさと華やぎを添えていますね。
モチーフや柄、素材を取り入れる
白いうさぎの刺繍が、まるで雪うさぎのように可愛いらしいですね。
「冬」で連想できるモチーフや柄は種類豊富です。雪だるまや雪の結晶、スノードームなど、雪にまつわる装飾はもちろん、トナカイや白鳥といった冬に見られる動物も挙げられます。
モチーフを取っ手などにチャームとして使えば、キラリと輝くかわいいワンポイントに。エンボスパーツでシルエットとして取り入れれば、高級感あるお洒落な作品に仕上がります。
冬に定番のチェック柄を取り入れた、フォルムの美しいサークルボックスです。ふわっとした生地を使うと、ほっこりとした温かみのある作品に仕上がりますね。1つの作品の中で、いくつかの柄を組み合わせることで、よりオリジナリティある作品に。
チェック以外にも、北欧風のノルディック柄やフォレスト柄、千鳥格子などが冬をイメージした作品にはおすすめです。
こちらの作品は、ツイード素材を使って、ウェットティッシュケースを冬仕様にしています。縁全体にグレーのブレードを施していて、細部まで完成度も高めです。
パール付きのチャームがゆらゆらと光るので、ラグジュアリーな雰囲気がありますね。
他にもウールやスウェードといった、寒い時期に恋しくなる生地をメインにすれば、季節感の演出にひと役買ってくれるでしょう。
作品全体で表現
エッフェル塔に雪が降っているような、冬のパリを彷彿とさせてくれる紅茶箱です。白いリネンドットの水玉が、空模様の表現に繋がっています。
このように、冬の風景を切り取って作品に落とし込むこともできますね。
冬のカルトナージュ作品集
冬らしさあふれるカルトナージュ作品の中から、編集部が気になった作品をピックアップしてご紹介します。是非参考になさってみてくださいね。
お茶目なスノーマンボックス
スノーマンのイラストがファンシーな雰囲気の収納ボックスです。雪国の世界を案内してくれるような、遊び心が感じられますね。窓枠風のデザインに仕立てているのもポイントです。
裏返すと、小さなキャンドルライトが入れられます。可愛い屋根付きのお家にも見えてきませんか?結晶柄のフタに、縁もスカラップになっていて細部への工夫が感じられます。
上部のフタを開けると、そちらも収納スペースになっているので、インテリア小物としてだけでなく、ちょっとした収納アイテムにもなる便利で楽しいボックスです。
もこもこ綺麗めカードホルダー
刺繍のふわっとした、もこもこ素材が冬っぽいですね。エクリュカラーがベースで、シンプルながらもエレガントです。クリスマスカードや、お正月の年賀状をファイリングするのも楽しくなりそう♪寒くて暗くなりがちな気分も、パッと明るくしてくれますね。
優しい色合いのブックスタイル
こちらの作品は、季節を問わず人気のウィリアムモリスにスウェード調の布を合わせていて、冬のムードにフィットしています。寒色なのにあたたかみがありますね。
冒頭でご紹介した「無彩色+寒色系」の、真似したくなるお色合わせです。ペールトーンで統一された冬小物は、気品漂う優しげな雰囲気を醸し出してくれますよ。
冬を彩るカルトナージュ作品を、あなたも作ってみませんか?
サロンでは、季節に沿ったレッスンも開講されていますよ。こちらから検索してみてくださいね♪