第3回「教室名の由来」

教室のラッピング 、シールやスタンプなど、お店屋さんごっこの感覚で名前入りアイテムを揃えるのが好きな私。教室名も、文字のデザイン感覚で気軽につけてスタートしました。

001教室を始めて少し経ってから開始したブログも、当時はインターネット経由で生徒さんを募集する予定もなかったので、できるだけ検索されないように(笑)、教室名や場所などが特定出来ないように教室の記録としてブログを綴っていました。

そんな折り、私よりも前から都内でカルトナージュ教室をされている先生の教室名が私の教室と、全く同じであるということに気が付きました。

現在の私なら簡単に想像がつくのですが、当時は、教室名を検索してみるということもせずに思い付きでつけてしまっていました。

場所も遠くはないですし、今後ご迷惑がかかってはいけないと思い、新しい名前を考え始めたのです。

これは、と思って調べると、似たような教室名がたくさんヒットしてしまい、なかなか自分らしい教室名を決めることが出来ませんでした。

このことをビジャー先生に相談すると、これからはインターネットで検索される時代だから、いっそのこと全く違う名前にしてはどうかというご提案があったのです。お菓子とカルトナージュ、それに加え、私の名字とも関連付けた名前がいいです。と、いま思えば大変な難問を先生にぶつけたものです。

数日後、「Perles de sucre」、フランスで、お菓子に飾るアラザン(真珠のような飾り砂糖)の意味で実際に使われている言葉で、貴方のお教室にぴったりだと思うわ。という素敵なご提案をいただいたのです。

2shot logo最初は自分でも発音できないくらい(笑)。
でも何度も繰り返して声にだしているうちに、最高に素敵な名前だと感じるようになりました。

シンプルな作品にちょっと甘い飾りつけをする私の作風。
そして私の教室から生まれた生徒さんの作品が、私にとっての真珠のような宝物だと、いろいろな意味を見つけていきました。

もともと、一度聞いたら忘れられないような名前よりも、やっとのことで見つけて来てくださった生徒さんと長い丁寧なお付き合いをしていけるようなお教室が私の理想。

だからちょっと覚えにくいところもまたツボでした。

オンリーワンの名前をいただいて、その頃にはHPやブログでも教室名を出すようになりました。
お菓子の箱をイメージした教室ロゴもデザインしていただき、そんな教室をどこからか検索されてレッスンにいらしてくださる生徒さんが少しずつ増えていったのです。

実際のところ、私の生徒さんで、教室名をスラスラ言える方がどれだけいらっしゃるのか・・・。
でもそんな感じが私にはちょうどいいのです。

(次回、第4回目コラムへ続く・・・)


■コラム執筆者のプロフィール

新百合ヶ丘のカルトナージュ教室「Perles de sucre」。
2003年よりカルトナージュを本格的に学び、2007年教室を開校。
「お菓子も楽しめるカルトナージュ教室」というコンセプトが話題となっている今注目の教室。
カルトナージュのレッスン後には手作りのお菓子でおもてなしをしている。
ホビーラホビーレ手作りアワード2011では金賞を受賞。

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