はじめまして。Perles de sucre(ペルルドゥスークル)です。
新百合ヶ丘の自宅でカルトナージュ教室を主宰して7年になります。
この度、カルトナージュナビさんから、連載コラム執筆にとお声をかけていただき、8回に渡り、教室のことやカルトナージュへの思いを書かせていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします♪
「カルトナージュ」という言葉も知らないまま、「布箱」の本と出会ったのは、まだ長女が赤ちゃんの頃。
どうにか生活感あふれる赤ちゃんのおしりふきのケースをしまう箱を作れないかと思って購入した本がきっかけでした。
厚紙がどこに売っているのかもわからず、聞く人もいないまま、ベビーカーを押しながら、都内へ出向きやっと大手文房具店などで購入し、独学で箱を作っていました。
周囲の友人に、「カルトナージュ」と説明してもわかってくれる方はほとんどいませんでした。
昔からインテリアにはこだわりが強かったのですが、在欧中、住まいを美しく楽しんで生活しているヨーロッパの人々の生活を目の当たりにし、自分が結婚して子供が生まれてもそんな生活を実現できたらと思っていました。
小さい子どもがいても、楽しく素敵に暮らせたら・・・。
そんな思いとカルトナージュがぴったりはまったのです。
子供が小さく、都内の教室に通うことはあきらめていた私が、友人に誘われて、近所に新しくできたばかりのお教室の体験レッスンに伺ったのが、恩師K先生との出会いでした。
通い始めて最初の数年は、下の子を母に預け月一回だけやっと通っていました。
レッスンに伺っても大急ぎで課題をこなし、あわただしく幼稚園のお迎えに直行するという状態で、自分が将来教室を開くなんて思ってもいなかった頃です。
ただ、とにかくカルトナージュが大好きで楽しくて、レッスンに行けない時も、たくさん製作をしていました。
技術はなかったけれどアイディアはたくさんあふれ出ていた頃でした。
そんな中でも、K先生には、最初から目をかけていただき、課題を進めていくうちに、将来お教室をやったらどうかと、折に触れて勧めてくださっていました。
ようやく下の子も幼稚園に入って、やっと自分の時間を持てるようになったころ、K先生が活動の場を広げられるにあたり、レッスンアシスタントをぜひ私にと指名してくださったことで、それまでのお稽古感覚がすこしだけ今の方向に変わってきたように思います。
アシスタントのお仕事に加え、私がずっとお菓子作りを勉強してきたこともあって、レッスン後のお菓子も担当させていただくことになりました。
そんなお手伝いをさせていただく中で、私の中に、「お菓子も楽しめるカルトナージュ教室」をいつか作りたいという気持ちが少しずつ芽生えてきたのだと思います。
(次回、第2回コラムへ続く・・・。)