第5回「教室主宰者の休日」

こんにちは♪メルシーです。
第五回目の連載コラムをお読み下さり、ありがとうございます。

208428_10150157909177479_102980_n私の趣味は旅行、年に何回か休日を頂き、旅に出掛けております。

気がつけば渡航歴100回位かも知れません☆

ずっと全て自分達で手配した個人旅行をしており、旅の中で一番過酷で、感動したサハラ砂漠について今回は書かせて頂きます。

関空からトルコ経由でアフリカ・モロッコに入り、現地で「神の国」を意味するマラケシュに滞在してから、タクシーに乗って10時間、「サハラ砂漠で最も美しいと言われているメルズーガ」まで行ってきました。

タクシーだなんてリッチー♪って思うかもしれませんが、ベンツという名の車は30年位前のもので、座席はガタガタ、所々大きな穴があいておりました。

窓は手動でクルクル回して開けるという自動車で、エアコンも微妙。帰り道のアトラス山脈越えは車内も寒くて寒くてダウンにくるんでおりました。

サハラ砂漠は赤茶色に輝く砂丘が広がり、これが現実とは思えない、アラジンの魔法の世界でした。

CYMERA_20150326_232735風が作り出す風紋、砂丘の曲線がなんとも言えない美しさで、ため息の連発です。

今度はラクダに乗って2時間、現地の遊牧民ノマドの生活するテントに向かいました。
噂には聞いていたが、ラクダは楽じゃない!!

ラクダの背中は硬く、1っ歩1っ歩砂丘に踏み込む度に体がヨロメき、お尻も腰も痛くて、後ろから見た私の姿は今にもずり落ちそうだったそうです。

日本から持参したラクダ用のクッション♪無かったら私の腰は砕けていたことでしょう。。。

ノマドの家はテントで、日本での生活からは想像を越える環境でした。
電気も水道もなく、食事も質素でした。

同い年位のベルベル人の肌や歯はボロボロ、家族で家畜と共に砂漠を移動しての生活。
もちろん学校にも通っていない。

数ヵ国話すカタコトの言語は、観光客相手のラクダひきの仕事から学んだそうです。

なにもない美しい砂漠からは、風の音が聞こえる。
夜になると満点の星空が輝き、手を伸ばしたら星が掴めそうでした。

豪華な旅行も好きですが、現地の生活を知る旅は、何ともいえないものでした。
灯りも、文明の発達もない、自然が作り出す莫大な芸術の中で人生観が変わった気がしました。


■コラム執筆者のプロフィール

愛知(名古屋市千種区)のカルトナージュ教室「salon de merci」の主宰者。
生け花の師範、パリへの花留学などの経歴を持ち、2013年にカルトナージュ教室を開校。
カルトナージュ以外にも、シルクフラワー、お茶箱&スツール、グルーデコなど、同じ教室でいくつもの資格が取得できると注目の教室。

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