あなたは「昭和レトロ」と聞くと、どんな風景を思い浮かべますか?
色とりどりの、カラフルで楽しい駄菓子屋に、
昭和の懐かしさは、
ゆったりとしていてどこか懐かしい、ノスタルジックな気分に浸れる、昭和レトロの世界をカルトナージュ作品にしてみませんか?
いつもはエレガントなデザインの多いカルトナージュですが、遊び心ある昭和っぽさを出してみると、普段とは違った雰囲気が楽しめます。
最近ブームにもなっている昭和レトロな雑貨やステーショナリーをオリジナルで作れたら、あなただけの個性が出せて、毎日がもっと楽しくなるはず♪
今回は、昭和レトロのあたたかみあるポップなデザインの特徴と、手作りならではの魅力あふれるカルトナージュ作品をお届けします。
どんな柄、色使いが”昭和レトロ”?
古き良き時代を表現するには、どのような生地や柄を選ぶと良いのでしょうか。
ご紹介するいずれかのエッセンスを取り入れれば、レトロチックな雰囲気を出すことができますよ。
1.ビビッドで鮮やかな色づかい
ひとつめのポイントは、パッと見てわかるくっきりと鮮やかな色づかいです。
こちらの作品では、マスタードイエローとディープブルーの花柄生地が使われています。カバンにしまっても、デスクに出しても、思わず目を引くかわいさですね。
このように、色の境界が鮮明で、赤、青、黄や緑といった原色を使うと、一気にレトロ感を出すことができます。特に、「緑と赤」や「青と黄」といったように、補色が使われたパターンの生地は雰囲気たっぷり。
というのも、昭和時代のインテリア雑貨や食器には、こういった配色が多く用いられていたからです。アデリアの食器が代表的で、実際に使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
補色の効果で、ひとつひとつの柄がはっきりと浮かび上がるように見えて、キッチュな可愛さが引き出されますね。
2.ヴィンテージで手書き感あるモチーフ
こちらの作品では、モーダの「フレンチジェネラル」という、フェミニンでレトロなシリーズのファブリックが使われています。ガーリーな柄の二重箱で、取っ手と留め具のゴールド金具がクラシカルな雰囲気を醸し出していますね。
ふたつめのポイントは、ノスタルジーを誘う手書きのイラストです。機械的でないからこそ、優しさやあたたかさが感じられて、私たちをエモーショナルな気分に浸らせてくれます。
ややくすみがかった色合いであったり、ざらっとした質感のファブリックであれば、ますますムードが高まります。
3.ころころ、カクカク…パターンのような柄
みっつめのポイントは、連続性のある幾何学的な柄です。こちらのカトラリーボックスは、キャンディのような花柄がパターンのように並んでいます。
花柄以外にも、ギンガムチェックやストライプ、ドットなどもあてはまりますね。花の場合は、実写そのままではなく、模様として単純化された描き方が特徴です。
「シンプルだけどゆるい」、そのような複雑でないラフさがレトロ感の演出にひと役買ってくれます。
作ってみたくなる!レトロっぽさあるカルトナージュ作品集
大好きだった”あの頃”を作品に。気取らない、あたたかみある素敵なカルトナージュ作品で、懐かしの世界にタイムトリップしてみましょう♪
ポップアートな花柄パスケース
イエローにオレンジ、グリーンのビタミンカラーがポップでかわいいですね。デフォルメされたマーガレット柄がポンポンと咲いたデザインは、持ち歩くだけで明るく元気になれそうです。
こちらのパスケースは、窓付きのICカード入れに、ミニポケットが付いています。メモやそのほかのカードもいっしょに挟んでおけるので、実用性も十分。
角の処理が丁寧に施されていて、丈夫でしっかりとしたつくりになっています。初心者さんも参加のワークショップで作れるそうですよ♪
とびきりファンシーなリボントレー
昔読んだ絵本のようなイラストが、私たちを懐かしい気持ちにさせてくれますね。赤のドット柄に、女の子とうさぎがメルヘンちっくで、可愛さがぎゅっと詰まっています。
こちらの作品は、先ほどご紹介した、「手書きのイラスト」に「規則的な柄」を合わせているので、レトロな雰囲気がたっぷりと感じられます。イエローのステッチリボンが、さらに甘さをプラスしていますね。
レトロモダンなペアーのクリップボード
60年代ファッション風で、大きめの梨のパターンが思わず目を引く手作りボードです。ピンクとライトグリーンは補色関係で相性良く、作品に使うと自然とオシャレな印象になります。
一見、北欧風の柄も昭和レトロな作品で活躍します。北欧のファブリックは、シンプルで自然をモチーフにした柄が多いためです。
こちらの作品は、手元にある余ったペーパーでも作れるそうですよ。お手軽にトライできるのが嬉しいですね♪
昭和レトロな世界は、私たちの心に夢見る気持ちを思い出させてくれます。
身のまわりのモノやコトがせわしなく過ぎて、なんだか味気ない気持ちを感じてしまう毎日に、懐かしいときめきを感じてみませんか?
ご紹介した作品は、初心者の方も作りやすいレシピでレッスンが行われていますよ。教室の検索はこちらから♪
ノスタルジックでありながら、新鮮味もある昭和レトロなテイストをぜひ作品にしてみてくださいね。