第4回 カルトナージュと他のクラフトとのコラボレーション

私はカルトナージュのほかに、シルクフラワーやリボンクラフトも学んでおります。
どちらもディプロマを取得いたしましたが、それぞれ奥が深くて魅力的で、素晴らしい世界です。

そこで、ちょっとカルトナージュ作品に取り入れてみたらどうかしら?と思いつき、作ってみました。
これが、相性抜群でした。

特にシルクフラワー(アーティフィシャルフラワー)とのコラボレーション作品は、生徒様にも人気でした。
もともと、シルクフラワーにはお水が必要ないので、カルトナージュで花器を作ることは可能ですが、花器だけでは面白くないので、ミラーや、ケーキ、ランプなどとのコラボレーションを考えてみました。

0829-2ポイントは、お花を引き立たせるために、カルトナージュ自体には、無地の生地を使い、あまり主張しないようにしたところです。

特に人気の12作品をフローラルカルトナージュ1と2に分けて、ディプロマコースにいたしました。

ケーキやぺルメルなど、結婚披露宴の控室に飾ったり、ミラーやテーブルランプなど、新居にぴったりのものがそろっているので、ご結婚を考えている若い生徒様にも人気でした。

0923-2地方在住の方から、是非通信講座をとの熱いリクエストをいただき、試行錯誤しながら、制作工程の写真を一枚ずつ撮り直して、レシピ付のキットを作り、カット済みのカルトン、布地、シルクフラワー・リボンをすべてセットにして、通信コースを作りました。

地方在住の方が、交通費と宿泊費をかけて習い事に通うのは、家族にも負担がかかるし、なかなか難しいことですよね。

その点、通信講座で、添削してもらえるのはとても魅力的です。

通信講座でディプロマを取得された方たちの、作品に対する熱心な取り組み方や、学ぼうとする強い意欲には毎回感心させられます。

作品の完成度も高いですし、卒業制作でお会いして、ディプロマをお渡しするときのこぼれそうな笑顔を拝見すると、通信講座を作ってよかったなと思います。

シルクフラワーと同様にリボンとの相性もばっちりでした。
もともと、お花とリボンは切っても切れない関係なので、お花との相性が良ければリボンも合わないわけはないのです。

0227-3カルトナージュで作った箱にリボンを装飾したリボンボックスや、リボンで作ったバッグ、リボンを編み込んだランチョンマットなど、どれも作っていてとても楽しかったですし、生徒様からの注目度も高かったです。

この他にも、アロマストーンとのコラボ作品も作ってみましたが、こちらも相性はばっちりでした。

カルトナージュというと、布箱というイメージが強いかもしれませんが、今は、布だけでなく、紙や壁紙、レザーなど、素材も多様化してきています。これから、もっと別のクラフトとのコラボレーションができたらカルトナージュの世界が無限に広がるのではないかと期待しております。


■コラム執筆者のプロフィール

千葉市花見川区にてアトリエティーローズを主宰。
カルトナージュ歴18年の講師が、丁寧にご指導いたします。
千葉市花の美術館(現 三陽メディアフラワーミュージアム)にて、暮らしを彩るカルトナージュ展を毎年開催。
カルチャーセンター5か所にて講座開講中。
カルトナージュのほか、デコールドシルクフラワー、グルーデコ、リボンクラフト、M-style Ribbon 、Ribbon laboフリルコレクションも開講中。
2014年より、在庫管理一切なしのキットコースGraceful Collection 、Graceful Tea Party Collectionのほか、シルクフラワーとコラボレーションした独自のFloral cartonnageⅠ・Ⅱ通信講座も開講中 全国に認定校多数誕生。
この他、ぺルメル、マガジンラック、カルトナージュで作るバッグの永久ライセンス取得コースもあります。
資格取得コースのほか、フリーレッスンでは、紙袋のリメイクや小家具の作成も可能です。
今年、今までにないまったく新しいコースも新設予定。

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