私はカルトナージュのほかに、シルクフラワーやリボンクラフトも学んでおります。
どちらもディプロマを取得いたしましたが、それぞれ奥が深くて魅力的で、素晴らしい世界です。
そこで、ちょっとカルトナージュ作品に取り入れてみたらどうかしら?と思いつき、作ってみました。
これが、相性抜群でした。
特にシルクフラワー(アーティフィシャルフラワー)とのコラボレーション作品は、生徒様にも人気でした。
もともと、シルクフラワーにはお水が必要ないので、カルトナージュで花器を作ることは可能ですが、花器だけでは面白くないので、ミラーや、ケーキ、ランプなどとのコラボレーションを考えてみました。
ポイントは、お花を引き立たせるために、カルトナージュ自体には、無地の生地を使い、あまり主張しないようにしたところです。
特に人気の12作品をフローラルカルトナージュ1と2に分けて、ディプロマコースにいたしました。
ケーキやぺルメルなど、結婚披露宴の控室に飾ったり、ミラーやテーブルランプなど、新居にぴったりのものがそろっているので、ご結婚を考えている若い生徒様にも人気でした。
地方在住の方から、是非通信講座をとの熱いリクエストをいただき、試行錯誤しながら、制作工程の写真を一枚ずつ撮り直して、レシピ付のキットを作り、カット済みのカルトン、布地、シルクフラワー・リボンをすべてセットにして、通信コースを作りました。
地方在住の方が、交通費と宿泊費をかけて習い事に通うのは、家族にも負担がかかるし、なかなか難しいことですよね。
その点、通信講座で、添削してもらえるのはとても魅力的です。
通信講座でディプロマを取得された方たちの、作品に対する熱心な取り組み方や、学ぼうとする強い意欲には毎回感心させられます。
作品の完成度も高いですし、卒業制作でお会いして、ディプロマをお渡しするときのこぼれそうな笑顔を拝見すると、通信講座を作ってよかったなと思います。
シルクフラワーと同様にリボンとの相性もばっちりでした。
もともと、お花とリボンは切っても切れない関係なので、お花との相性が良ければリボンも合わないわけはないのです。
カルトナージュで作った箱にリボンを装飾したリボンボックスや、リボンで作ったバッグ、リボンを編み込んだランチョンマットなど、どれも作っていてとても楽しかったですし、生徒様からの注目度も高かったです。
この他にも、アロマストーンとのコラボ作品も作ってみましたが、こちらも相性はばっちりでした。
カルトナージュというと、布箱というイメージが強いかもしれませんが、今は、布だけでなく、紙や壁紙、レザーなど、素材も多様化してきています。これから、もっと別のクラフトとのコラボレーションができたらカルトナージュの世界が無限に広がるのではないかと期待しております。