第1回「カルトナージュとの出会い」

はじめまして、千葉市花見川区でアトリエティーローズを主宰しておりますTea time と申します。
つたない文章ですが、全6回の連載コラム、最後までどうぞよろしくお付き合いくださいませ。

第1回のテーマは「カルトナージュとの出会い」です。

出会いと言っても、私の場合、どこのお教室にも通っておりません。独学です。
もともと、子供におもちゃを作ってあげたいという思いから、牛乳パックやお菓子の箱、段ボールなどをカットし、布地や紙を貼りつけて、ままごと用キッチンや、お家などを作っていました。立体パズルや、お人形のお家、絵合わせカードなど、数えられないほどのおもちゃを作ったのを覚えています。

子供が喜ぶ姿を見ると、創作意欲がわいてきて、おもちゃを収納する引出や、ボックスなどを作って壁一面にずらっと並べてローチェストのようにして使っておりました。

そんな時に、たまたまつけたテレビ番組、NHKおしゃれ工房で、リボントレーの作り方が紹介されていました。それを見て初めて、自分がやっていたことには、カルトナージュという名前があり、グレイ台紙という厚紙が市販されているんだということを知りました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

すぐに、カルトナージュの本を買い、グレイ台紙や布地を取り寄せ、夢中でリボントレーを作りました。

これが、私のカルトナージュとの出会いです。

この布地とあの布地を組み合わせるとどうなるかな?と想像するのが楽しくて、いろいろな組み合わせで何十個も作って、親戚や友人にプレゼントしました。

喜んでもらえると、ますますうれしくなり、写真たてやぺルメル、マガジンラックなど、身の回りのものを、本を参考にしてどんどん作りました。娘の小学校のバザーに出展したところ、意外にもすぐに売り切れてしまい、もっと作ってほしいと、うれしいお言葉をいただくことができました。

その頃、友人に頼まれ、お菓子のレッスンしていたのですが、ある時、マフィンをリボントレーにのせて出したところ、トレーも教えてほしいと言われたのがきっかけで、お教室を開校することになりました。もう18年ほど前のことです。

0306当時、カルトナージュという言葉は、日本では知られていませんでした。私自身、パソコンを持っていなかったので、ホームページもブログもやっていませんでしたが、口コミでひっそりと広がり今に至っております。

このような流れで、お教室は、始めようと思って始めたわけではなく、カルトナージュが好きで、どんどん作っていくうちに、いつの間にか気づいたらお教室をやっていたというのが本当のところです。

こんなわけで、サロンオープンのノウハウについてはお伝えするものがないのですが、カルトナージュを愛する気持ちだけは、誰にも負けないので、そのことをお伝えできればと思います。


■コラム執筆者のプロフィール

千葉市花見川区にてアトリエティーローズを主宰。
カルトナージュ歴18年の講師が、丁寧にご指導いたします。
千葉市花の美術館(現 三陽メディアフラワーミュージアム)にて、暮らしを彩るカルトナージュ展を毎年開催。
カルチャーセンター5か所にて講座開講中。
カルトナージュのほか、デコールドシルクフラワー、グルーデコ、リボンクラフト、M-style Ribbon 、Ribbon laboフリルコレクションも開講中。
2014年より、在庫管理一切なしのキットコースGraceful Collection 、Graceful Tea Party Collectionのほか、シルクフラワーとコラボレーションした独自のFloral cartonnageⅠ・Ⅱ通信講座も開講中 全国に認定校多数誕生。
この他、ぺルメル、マガジンラック、カルトナージュで作るバッグの永久ライセンス取得コースもあります。
資格取得コースのほか、フリーレッスンでは、紙袋のリメイクや小家具の作成も可能です。
今年、今までにないまったく新しいコースも新設予定。

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