おけいこ教室の先生、あなたはどんなイメージをもたれますか?
これは、私が2018年4月に起業、カルトナージュのお教室として今にいたるまでのストーリーです。
このストーリーが何かをはじめたいと思っている女性へのエールになればうれしいです。
一生できる仕事がほしい
お教室をはじめる前の仕事は、図書館の任期付きの職員として働いていました。
自治体によってもさまざまでしたが、3年、5年と期限が決められ、任期が終わるたびに仕事を探さなければならず、採用試験を受け合格、その繰り返しを約10年。
しかし、遂に試験に落ちてしまい図書館司書の仕事を離れることになります。その後、図書館司書以外の仕事についたことをきっかけに、自分らしく一生できる仕事を求め、本当にやりたいことや生き方を悶々と考えるようになりました。
コースを修了してももらえなかったディプロマ
自分の好きなことを模索するように、SNSで見て気になったリボンドール、シュガークラフトやカルトナージュを習いはじめ、シュガークラフトやカルトナージュの先生を見て、こんな世界があるのかと衝撃を受けました。
家にいて生徒さんを迎えてお茶を飲みながらクラフトをする。
ディプロマをとって先生になるのもいいかもしれないとレッスンにも励みました。
すべての過程を終了し、カルトナージュのディプロマを習得できる段階になったとき、最初にカルトナージュを習った先生は、私を講師として認めてはくださいませんでした。
自信喪失の中の一筋の希望
「あなたには、他の先生が合うと思う」いま思えばなんてひどい言葉だと思います。
自分の費やした時間が無駄に思えました。もうカルトナージュは辞めて、シュガークラフトのディプロマを取ろう。ひどく傷ついて泣きました。
でも、そのおかげで自分の中途半端な気持ちにも気が付いたと思います。捨てる神あれば拾う神ありで、私と同じディプロマをもたないカルトナージュの先生に出会いました。ディプロマなどなくてもこんなに活躍されている先生がいる。
この先生にもう一度カルトナージュを習ってみよう、とにかくやってみよう!そう思ったのです。
開業届を提出
まだ、何をどのようにも決まっていませんでしたが、とにかくお教室の屋号を「Salon de Elais(サロンドゥイリアス)」と大事な人の頭文字を1つずつとり、決めました。
そして開業の日にちを決め、自分にけじめをつけるために開業届を提出しようと、お気に入りのワンピースを着て税務署に向かいました。
準備をしながら、お教室をスタートさせたのです。