第2回「教室オープンに向けて」

レッスンに通い始めて3年。
初級、中級、上級へと作品を作り進め、卒業作品を仕上げる頃には、カルトナージュのカの字もわからなかった自分が、自身でデザインを考え、製図が出来るようになっていました。

薄型ティッシュボックス&多面体のペン立て自分が作りたいサイズで、使い勝手の良いデザインをイメージし、素材は?装飾は?と考えることが楽しく、朝から晩までカルトナージュで頭がいっぱいの日々でした。

元々、自分が作ることを楽しむために始めたので、講師になることは意識していませんでしたが、丁度通っていた教室で講師認定コースが新設されたこともあり、ひとまず目下の目標として進むことにしました。

一連のレッスンを終え、認定作品を仕上げた時は充実感がありました。
さらに次に何を目指すかを考えた時、初めて講師になろうという気持ちが生まれました。

一番の理由は、まだカルトナージュを知らない方や、始めようとしている方に、カルトナージュの楽しさをお伝えしたいと思ったからです。
また、カルトナージュは一人きりで楽しめます。
なので、内向きになりがちです。

SANYO DIGITAL CAMERAでも皆でワイワイお喋りしながら製作し、互いの作品を鑑賞し評価しあえたらもっと楽しいはず。
共通の趣味を通して、レッスンの場が、皆様の集いの場になればと思いました。

もうひとつの大きな理由は、この先もずっと自分自身が新しい作品を作り続け、色褪せないため、でした。
自らが作り手として発信し続けていくための自分への課題として選択しました。

教室をオープンすると決めてからは、一気に忙しくなりました。
オリジナルレシピの作成やHP/ブログの制作と並行して、レッスン場所探しや下見、 材料や道具類の準備など。

決してものすごく気合いを入れてスタート地点に立ったわけではないのですが、自然とエネルギーが湧いてくるようでした。

勿論、不安は色々ありましたが、もう漕ぎ出した船。
あとは流れに乗って行けるところまで行ってみようという思いでした。

いざ、初めてレッスンの募集をした時は、お申し込み者ゼロでしたけれどね・・・

教室をオープンしてから早いもので、もうすぐ4年になります。
だいぶ心に余裕が出来てきましたが、初心は忘れていないつもりです。
これからも、皆さんが「作りたい!」と思う作品、「楽しい!行きたい!」と思う教室を目指して参りたいと思っています。

■コラム執筆者のプロフィール

横浜市、鎌倉市のカルトナージュ教室「Raffine(ラフィネ)」の主宰者、五十嵐寛子。
イタリア旅行でカルトナージュと出会う。その後、2011年に認定講師を取得して教室を開校。「上品で実用的」をコンセプトにした作品は多くの共感を得て、神奈川を中心に注目を集める。

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