皆様、はじめまして。
「初心者からお教室運営まで」暮らしを楽しむカルトナージュ教室を主宰しています、アトリエPresents 関口直美です。
この度「変化する時代に即したカルトナージュレッスン」についてコラムを書かせていただくことになりました。
全4回に分けて、これからのカルトナージュ教室のあり方について私なりの考えをお伝えできればと思っています。
1回目は、私のカルトナージュとの出会いから、教室開催までの経緯についてお伝えします。
カルトナージュとの出会い
私がカルトナージュに出会ったのは20年程前、ある雑誌でのカルトナージュの紹介記事に出会ったことがきっかけでした。
以前から物を作ることが好きだったので、この新しい技術に興味を持ち習い始めました。
当時はお教室も少なく、習いに行くのも大変で、大きな荷物を抱えて満員電車に乗ったり、新幹線で習いに行ったこともありました。
当時、日本で販売されているテキストが少なかったので海外の本を取り寄せたり、インターネットで手軽に材料が手に入らないこと、実際手に取らないとわからないことが多かったので、歩いて探し回ることもしました。
国内外にかかわらず、旅行に行くと必ずインテリアショップや生地屋さんにも行きました。
とにかく、新しいことを知ることができる嬉しさがあり、夢中で色々なことを学びました。
その後は、大学時代に学んだ色彩、意匠、設計学をもとに独自のスタイルでカルトナージュを追求し楽しんできました。
カルトナージュ教室開催
作品を作るにつれて、だんだん周囲の方にプレゼントする機会が増え、教えてほしいという声も聞くようになりました。
そんな時、「お店を開くからその一角で教えては……?」という声をいただき、うれしくて即答したことを覚えています。
私のカルトナージュ教室では、フランス伝統の手法をベースに、飾るだけではなく、使うことが毎日楽しく心が豊かになる作品作りを心がけています。
教室を始めたのは2007年。
・レッスンに参加している時間を、日常を忘れ楽しく過ごしてほしい。
・インテリアとして飾るだけでなく実際に使うことで暮らしが楽しくなる作品提供がしたい。
・カルトナージュの楽しさを、多くの方に伝えたい
がテーマでした。
初めは友人1人からスタートしたお教室でしたが、
ハンドメイド好きの友人、偶然のきっかけから知り合えたインテリアメーカーの方、ウェディング関係の方に助けられて徐々に生徒が増えていき、2012年、目黒区に専用アトリエをオープンさせ、現在に至っています。
次回は、コロナ禍の中、どうしたらカルトナージュを教えることができるのかを模索し、スタートさせたことについてお伝えします。