第4回「思い出の作品」

こんにちは。
東京・自由が丘の『LE BONHEUR(ボヌール)』小柳です。

第4回目となりました。つたない文章ですが、今回もお付き合いくださいませ。

IMG_3901LE BONHEURのレッスンは、大きく分けると趣味のコースと協会の資格取得コースと2本立てですが、そのほかにオーダーレッスンというのもやっております。

これは、生徒さんの『こういうの作りたい!』を形にするレッスンです。
一緒に相談しながら、サイズや形を決めていきます。
作ったことのないものに関しては、試行錯誤しながら試作を作り、しっかりレッスンできるように工程を組み立てていきます。

大変な作業ですが、わたし的にはとっても好きなレッスンです。
攻略魂に火がつくのか、難易度が高くなるほど、テンションあがっちゃいますね♪

いままでも、クリスマスツリーとか、ダイヤモンドのブリリアントカット(57面体)のオブジェとか、チェストとか、スマホケースとか・・・。たくさんのものをリクエストいただきました。

その全てが、私の中に経験・知識として蓄積されていくわけで、今のレッスンに活かされてます。いつも難題を持ちかけてくれる生徒さんに感謝感謝です♪

IMG_5299その中でも思い出の作品と言いますと・・・
やはり、はじめて自分で厚紙を切って作った作品でしょうか。

今までのコラムの中で、独学でカルトナージュを習得したことはお伝えしましたが、厚紙を切るのも初めてで、最初は悪戦苦闘しました。でも、大学時代に図面をひいたり模型を作っていたので、少しはましだったかもしれません。

何度も厚紙を切り直して、出来上がった作品第一号は、ふたに綿をいれた長方形BOXでした。

自分的には道具箱として使う予定だったので、はけやカッターのサイズをはかり、ポキをいれるために高さをだして、果敢にも中箱を作り2段にしました。

今見ると下手すぎて笑っちゃいます。
恥ずかしくてみなさまにお見せできないのですが・・・今となっては、なんだか愛おしい作品です。

実はアトリエのバックヤードで、小物整理のBOXとして使っています。
写真を撮ろうと思ったのですが、あまりに出来が悪いのでやめました(+_+)恥ずかしい。

カルトナージュの作品は、出来上がりまでに時間と手間がかかるだけに、失敗したとしても、なかなか捨てる事ってできないですよね。お花みたいに、ダメになるわけでもないですし。

でも、その失敗もきっと次につながりますよと、レッスンではお伝えしています。

LE BONHEURでは、生徒さんが好きな色合わせで作れるよう、アトリエにあるたくさんの布や紙類の中から、ご自身で好きなものをお選びいただいてます。

頭の中で、3Dに立体イメージを持ちながら色合わせをしていく勉強になればと思っています。
これからも、みなさんの素敵な作品作りのお手伝いができれば幸いです。


■コラム執筆者のプロフィール

東京・自由ヶ丘ののカルトナージュ教室「LE BONHEUR(ボヌール)」講師の小柳由佳。
大学時代に学んだ設計・建築とフランスで学んだカルトナージュの基礎知識を生かした複雑なスタイルのカルトナージュの制作を得意とする。
確かな技術力と丁寧な指導が好評で、東京・自由ヶ丘を中心に話題を集める注目サロン。
日本アール・ド・ヴィーヴル協会理事も務める。

→  このサロンの詳細を見る