第2回「ドイツマイセンとのコラボ撮影」

作品展の一ヶ月前に決定した、マイセンとカルトナージュとのコラボ企画に焦りながら、お引き受けした以上後へは引けません!

こういう所で、出来ないとは決して言いたくない自我が湧きあがります。

お盆を挟んでいたので、美プレミアム編集部と東京マイセン担当者と私との情報が途切れながらも、残り1ヶ月のカウントダウンにじっとはしていられず、先ずは慣れないアーティフィシャルフラワーの準備に取り掛かりました。

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作品展の準備とマイセンプロジェクトの同時進行で、頭の中が混乱しながら、自分の作品より生徒様の作品を先ず完成度の高いものにと、おひとりおひとりに対応しました。
当初の予定より10日も早く展示会場への搬入をお願いし、30名分の搬入をなんとか完了しました…
中にはレビオーサオリジナルのベリンダドールちゃん達もいるんですよ!

展示会場は、1階ショップと2階サロン。以外と広い会場の配置を考えながらディスプレイの作業です。これは撮影の前日まで続きました!
生徒様からは、「一時はどうなるかと思った…」と、周りから見てもハラハラされてたんでしょうねぇ(笑)

ずっと自分の作品の進行が気になりながら、気づけば時間数が到底足りない事に気づき、当初予定していた作品を変更し、少しの時間を見つけては自分の作品を仕上げていきました。まだまだ時間があるとたかをくくっていたのは実は私でしたね…

この頃は余裕バロメーターマイナス(汗)

けれど、けして妥協した作品は作りたくはなく、自分のテーマでもあった、「マリーアントワネットがいちばん幸せな時間が持てたという、プチトリアノンに思いを馳せて」のイメージに近づく作品をと、頭と手を動かしました。お花も添えて…
この作品の詳しいイメージの説明は美プレミアムに編集して頂いてます。

この企画の具体的なスケジュールというのは、メンバー9名の作品写真をマイセン側に送り、それぞれの作品に合うマイセン商品を選んで頂き、会場であるショップへ配送してもらい撮影するというもの。
マイセン様の方でも、カルトナージュとの企画は初めてなので、生地が持つ強いイメージと、繊細なマイセンとの融合がどうなるのかが、いちばんの課題だったという事でした。

総額300万円相当のマイセン商品の開梱・梱包は全て東京から来て下さった美プレミアムの編集部の方に委ねました…(汗)
撮影当日に、次々に開梱されていくマイセンの美しい姿に魅力されました!
カップ&ソーサーもあり、グラスやメッセージ性があるお人形の可愛らしさといったら言葉もでません!

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ドイツが誇る名窯マイセンの、小さくても存在感があり歴史と品格が備わった商品と、私たちが丁寧に作り上げたカルトナージュ作品のマリアージュ。わくわくします!

専属カメラマンと編集者によるプロフェッショナルなお仕事の様子にも刺激を受けながら、次々に撮影されていくカットに感銘を受けておりました。

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美プレミアムの方にも、「今までにはない良いものが撮れた」と言う感想も頂け少し安堵致しました。

これらの完成度の高いお写真は、10月4日に発売される「美プレミアム」で、皆様ご覧になって頂けると嬉しいです。見開き3ページにレビオーサ関連の写真を。あと1ページにはマイセン商品が掲載されるようです。

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私も今から楽しみで仕方ありません。
撮影は朝9:30〜夕方17:00ぐらいまでかかりましたが、全て撮影が完了した時には感無量でした…

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ホッとするのも束の間!次の日から作品展が開催されます。

夕方からお手伝いに来てくれた生徒様達と会場を整えて、さて!何名様がご来場下さるのでしょうか…

さぁ!作品展の開催です!


■コラム執筆者のプロフィール

大阪・福島にて、カルトナージュサロン「アトリエレビオーサ」を主宰。

オリジナル性の高い作品でメディアからも注目を集める。
生徒さんからの信頼も厚く、丁寧な指導で技術が身につくと評判のサロン。

1900年前後のイギリス・フランスから直輸入したアンティーク家具の専門店も手掛ける。

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