第2回 「カルトナージュの魅力を暮らしに」

こんにちは、東京国分寺グランディールです。
第2回目は、カルトナージュの魅力についてお届けします。

フランス伝統の厚紙工芸であり、厚紙で組み立てた箱に布や紙を貼るカルトナージュ。

何といっても、好きな布・形・大きさで作れることが魅力。
使う布で表情が違ってきますので、布や材料を選ぶ楽しさがあります。

カルトナージュは手芸というより「工作」に近いと思っています。
1~3mmの厚紙(カルトン)をカットして組立て、ケント紙を貼り、その上に布を貼って装飾します。

もちろん見た目を決めるのは布などの装飾ですが、実はベースとなる厚紙で箱を作る工程も、とても重要なのです。
厚紙はミリ単位でカットしますが、少し違えば箱にズレが出てきます。
その上に貼るケント紙も、同じようにミリ単位での調節が必要です。

丁寧さが完成度の高さを決めます。

思ったより時間がかかりますし、地味な作業も多いので、初めは大変に思うかもしれません。

だからこそ完成した後はこの上ない達成感です。
手をかけて作ったものは、大切にする心が育まれます。
カルトナージュはアンティーク品のように

ずっと家の中に
家族のそばに居続けるもの

そう思っています。

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娘の中学入学時に
おめでとうの気持ちを込めて作ったものです。
この中にアルバムがありますが
「1」という数字は1年生を表しています。
1ページ目はもちろん入学式。

そろそろ新学年に向けて「2」のアルバムが出番を待っています。

こうやって、暮らしの中に溶け込み
家族の歴史を刻むことのできるカルトナージュ

私は、これこそが最大の魅力だと思っています。

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さらに、
自分のアイデア次第で楽しさが広がります。
普通は捨ててしまうような
小さなハギレでもコースターが出来ます。
お部屋の片隅に布が眠っていませんか?
円形の厚紙に貼ってみましょう。

市販のものとは何か違う
あなただけのコースターが出来るはずです。

ティータイムがワンランクアップしそうですね。

 

 

カルトナージュの技法を用いて
縫わないバックや小物も作ることが出来ます。

2018年1月より当サロンでもレッスンいたしております。

布・厚紙・ボンドがあれば可能性は広がり続けます。

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カルトナージュで空間を飾り
美しい生活感のある暮らし
始めてみませんか。

 

 

 


■コラム執筆者のプロフィール

東京都国分寺市にて2016年9月よりカルトナージュ&おもてなしサロン『グランディール』を主宰。
独自スタイルのカルトナージュレッスンを行う。
洗練でありながら、流行に左右されないデザインが人気。
レッスン後のティータイムでは、作品を用いたテーブルコーディネートが好評。

2018年1月より、縫わないバッグ・小物レッスンを新設。

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