カルトナージュを楽しんでいる皆さまなら、多くの方が金具パーツを使用した経験がおありかと思います。
金具パーツ、どんな風に選んでいますか?いつも同じものを使っていませんか?
実は使った方が素敵に仕上がる作品に、使用せず損していませんか?
金具は作品に占める面積でいえば、ほんの少しです。ですが、とても重要な役割を担っているのです!
そこで今回は、金具の上手な使い方や、おすすめのパーツをご紹介します。
カルトナージュにおける金具の重要性
金具は、カルトナージュに高級感を出してくれ、アクセントになる非常に重要なパーツです。金属製パーツを使用するのとしないのでは、作品の印象が多く変わります。
こちらのティッシュボックスを見て、少し想像してみてください。
猫足の金具がついていないと、底面がペタリと全面的につくことになりますよね。
底面の黄緑色やリボンが爽やかなのでそれでも充分素敵ですが、猫足がついて底面が浮くことにより、さらに洗練された印象になっている気がしませんか?
たった4つのパーツを付け足すだけで、作品の高級感を高めてくれる、非常に重要なアイテムなのです。
金具を上手に使ったカルトナージュ作品
生地や全体の雰囲気と相性のよい金具を選ぶのが、美しい作品に仕上げるためのポイントです。
それでは、金具使いが上手な作品をご紹介します。参考にしてみてください!
ふんわり生地に金具でアクセント
まずは、ふんわりとしたボリュームと、優しい質感・絵柄の生地が美しいこちらの作品です。ハンドルと蝶番の色味やテイストをしっかり揃えることで、全体に統一感が生まれています。
ボリュームのある蓋部分に金具をぐっと押し込むことで、立体感が増し、優雅さがアップしていますよね。
タッセルに金具を活用!
北欧調の線画生地に、黄緑色が映えるこちらのティッシュボックス。
花柄の線がグレーなので、統一感を考えるとシルバーを選んでしまいそうなところですが、あえてゴールドとコッパーカラーのタッセルを選ぶことで、魅力的なアクセントになっています。
視線が集中するポイントを作ることで、作品に締まりが出ていますよね。金具使いの上級テクニックです。
真っ白と金属のコントラスト
フォトフレームを活かして作られたこちらの作品。金古美の留め具を使い、少しアンティーク調に寄せて全体のイメージのバランスを取っています。
留め具が真っ白だったらもっと可愛らしい印象に、タッセルを使った場合は華やかになりますよね。
金具は、作品のイメージを決定づけると言っても過言ではないのです。狙ったイメージに合った金具をチョイスしましょう。
レトロで可愛い救急箱
いぶしがかった金具がレトロさを強調し、まとまりのある作品に仕上がっています。生地と金具の相性が素晴らしいですね。
少し湾曲している持ち手が、シンプルな四角い箱の印象を柔らかくしてくれています。
持ち手の曲線とリバティの優しさが好印象
華やかで美しいリバティ生地。デザイン性の高い持ち手は、リバティ生地の主張に負けず、生地の良さを引き立ててくれています。相乗効果で作品の優しいイメージが高まっていますよね。
おすすめのカルトナージュ用金具
編集部おすすめの金具パーツをご紹介します!
猫足で高級感アップ
最初にご紹介するのは、猫足パーツです。記事の冒頭でもお伝えしましたが、猫足パーツで底上げするだけで高級感が何倍にも増し、手の込んだ作品に見えます。
アクセサリーボックスやメイクボックスにおすすめです。ミニチュア家具を作る際にも活躍してくれそうですね。
背の低いタイプもあります。さりげなく悪目立ちしないので、大変使いやすいですよ。完成した作品を見て、「何か物足りないな……」と思った時に足してみるのもよいでしょう。
こちらの作品のリボンのように、どこかに白が使われている作品であれば馴染みは抜群です。花柄との相性もよいですよ。
足と留め具のセット販売
このパーツは、こちらのマガジンラックキットの必要材料として販売されています。もちろんキットで使用してもいいですし、トランクやバッグに応用して使うことも可能です。
このロータイプの足は、正面から見ても正直ほとんど見えません。ですが、この足がついていれば、床・地面にバッグがべったりと付いてしまうことがなくなり、汚れを防ぐことができます。ほんの少しの気配りが、作品のクオリティを高めるのです。
エタージュラ用ポール
エタージュラには金具がほぼ必ず必要になります。
エレガントな形をしたこちらのポールは、小花柄などヨーロピアンな絵柄の生地と組み合わせたいですね。
シンプルなこちらのポールは、印象の強い絵柄の生地との組み合わせに最適です。無地の生地と合わせて、スタイリッシュに仕上げるのもよいですね。
気に入るものはありましたか?素敵な金具を選んで、あなたの作品をワンランクアップさせてみましょう♪