第8回「1年後の私へ」

2015年、早くも半年が過ぎました。
今年初めにぼんやりと立てた目標も、うやむやになりつつあります。(苦笑)
今回、コラムの執筆という良い機会を頂いたので、今年前半を振り返り、一年後の在りたい姿を今一度考えてみました。

第8回一年後の私へ2015年の私の3つのテーマ。

1つめはレッスン日程について。

教室スタートから4年。おかげさまで生徒さんは徐々に増え、スタート時から通って下さっている方も多く、この場を借りて感謝を申し上げます。

最近は生徒さんの増加に伴い、レッスン回数もわずかながら増やしましたが、生徒さんにとっての選択肢としてはまだまだ不十分であると認識しており、申し訳なく思っています。
現時点では手一杯の状態ですが、解決の道を模索しています。
レッスンの方法や内容など、基本的なスタンスは変えず今まで通りやっていくつもりですが、より通って頂きやすい環境を整えていきたいと思っています。

2つめは作品について。

近頃は忙しさにかまけて、新作作りも先延ばし。
肝心な自分自身がカルトナージュを愉しんでいないかも・・・そう感じます。

カルトナージュが持つ性質が、用途や実用性に合わないものは無理をして作らない、伝統的(?)カルトナージュがポリシーですが、その反面、新しいことを取り入れてカルトナージュの世界を広げたいとも思っています。

“あら、ステキ” と、皆で共感できるような作品を作っていきたいです。
1ヶ月1作品発表を目標に頑張ります。

第8回一年後の私へ3つめは新しいことへの挑戦です。

2つ目のテーマでもある、新しい作品作りの要素の一つとして、以前から少し興味のあったタッセルを学びました。

タッセルもカルトナージュと同様に、同じデザインでも色の組み合わせが変わるだけで、全く違う雰囲気の作品になることや、小さな作品の中に、糸だけで(正確には糸だけではありませんが…)人を魅了する美しさを表現できるところが楽しいです。

と、御託を並べましたが、要はカルトナージュもタッセルも、私の心がときめく共通の何かがあるようです。

まだまだ勉強中ではありますが、今後徐々にタッセルのレッスンも開催し、カルトナージュをメインに、タッセル作りも楽しんで頂ける教室になっていきたいです。

最後に。

今回のコラムで最終回となりました。
想いをありのままお話すればよいと思っていても、文章にまとめることは難しかったです。

ですが、自分を振り返る貴重な機会になり、カルトナージュナビ運営事務局の方やコラム読者の方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

様々なご意見があるかと思いますが、カルトナージュ愛好家同士として、大目に見て頂ければ幸いです。

またどこかで、皆様とご縁がありますことを楽しみにしております。


■コラム執筆者のプロフィール

横浜市、鎌倉市のカルトナージュ教室「Raffine(ラフィネ)」の主宰者、五十嵐寛子。
イタリア旅行でカルトナージュと出会う。その後、2011年に認定講師を取得して教室を開校。「上品で実用的」をコンセプトにした作品は多くの共感を得て、神奈川を中心に注目を集める。

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