第4回「思い出の作品」

きちんと数えたことがないのでアバウトな数字ですが、カルトナージュを始めてから、220か230個の箱を作っています。試作品を含めたらそれ以上。

第4回想い出の作品その中で、思い出の作品を一つ選ぶとしたら、レッスンに通っていた時に、上級終了作品として自由制作したソーイングボックスでしょうか。

カルトナージュで作りたいものの一つだった大型サイズのソーイングボックス。

それまで習ってきたこと全てを盛り込んだ集大成とも言えるような作品に仕上げました。

ソーイングボックスのサイズは、
約23cm×36cm×25cm(持ち手含)。

おおまかなデザインをイメージし、ミシンやキルト用糸、撚り紐器、カッターなど、収納予定のモノのサイズを測り、それに合わせてまずはざっとサイズを割り出し、それから頭の中で工程をシミュレーション。

理想の形を頭に描きつつ、サイズやデザインの修正をしながら、また工程をシミュレーションする。

これを何度も繰り返し、完成形が固まったら作り始めるのが私流。

SANYO DIGITAL CAMERA小物であれば納得がいくまでいくつも試作できますが、複雑で大きな作品となると、なかなかそうはいかないので、途中で予想外の変更を余儀なくされることもありますが…。

それでもこのソーイングボックスは、かなり納得いく作品に仕上がったと思っています。

作品はブログで紹介させて頂いています。
ご覧頂けましたら嬉しいです。

⇒ http://cartonnageraffine.blog.fc2.com/blog-entry-406.html

そしてちょうど良いタイミングで、雑誌 『コットンタイム』の100号記念企画のハンドメイドコンテストがあり、この作品を応募しました。

応募総数1130通の中から、40作品が一次審査を通過。私もその40作品に選ばれました。

封書で届いた審査通過のお知らせには、最終審査のための実物作品の送付納期が2日後と記されており、大急ぎで梱包資材をかき集め、知らせを受け取ったその日のうちに発送しました。

家中ドタバタしたことが思い出されます。

最終審査では14作品が受賞し、雑誌への掲載と賞品授与のご褒美があったようです。

残念ながら私は賞は頂けませんでしたが、少なからず評価して頂いたことは自信につながり、とても楽しい経験になりました。

複雑な作品を作ることは、技術力の向上に繋がりますし、色々な面で新しい発見も出来るので、時にはチャレンジしていかなくては、と思っています。

日頃は実用的であることをモットーにしていますが、そうするとデザインが定番化してきてしまうのですよね。

そういった意味で、今、見せるためだけの作品を考えています。

また一つ、思い出の作品が増えるように、イメージをどれだけ形にできるか挑戦してみます。

■コラム執筆者のプロフィール

横浜市、鎌倉市のカルトナージュ教室「Raffine(ラフィネ)」の主宰者、五十嵐寛子。
イタリア旅行でカルトナージュと出会う。その後、2011年に認定講師を取得して教室を開校。「上品で実用的」をコンセプトにした作品は多くの共感を得て、神奈川を中心に注目を集める。

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