第4回「思い出の作品」

こんにちは♪メルシーです。
第四回目のコラムをお読み下さいまして、ありがとうございます。

IMG_0105_1生徒さまが作られた作品全てに思い出があります。

写真を見ては、「Mさまいつも誉め殺ししてくれてる~」「Kさまの喜びの完成ポーズ」「姉のような存在のMさま必殺忍者作業」など、その時々のレッスン中のお話やレッスン風景を思い出したりしております♪

そんな中で1番印象に残っている作品は、すみません…生徒さまではなく、私が最初に作った【スケジュール帳】でした。

はじめて材料を見た時に、え?厚紙?しかもめっちゃ分厚いし。。。金具があるけど、金具まで取り付けちゃうの?
すごい。。。カルトナージュって出来上がった小物類に生地を貼り付けるだけと思っていたので、衝撃的でした♪

先生に言われた事をすることが精一杯で、作る工程を考える余裕なんて全くありませんでした。

2時間で仕上げられるのかなぁ。

少しづつ厚紙が布で覆われ、形になっていき、終盤にポケットが完成♪
自分でポケットが作れた~金具も取り付けれた♪

ただただ、最後に出来上がった作品に感動~ずっと見ていたい素敵で可愛い作品に大満足でした。
そしてこのスケジュール帳だけは使えない作品です(笑)

カルトナージュの体験レッスンも受けずにコースをはじめたカルトナージュ。

IMG_0145_1教室開校を決意し、最初に練習した作品もスケジュール帳でした。

角の始末を間違えて、次にきちんとできたー♪と思ったら綿が入っていなかったり(笑)

もうすぐ教室開校予定の生徒さまに、「きちんとできるか心配です。」とのご相談を受けることがあります。

「先生はいつも完璧で、私は先生のように簡単にレシピ頭に入らないです。」
なんて生徒さまに言って頂いたこともありました。

このお言葉は誉め上手のMさまです。

実際の私はボケボケで、簡単なスケジュール帳すらきちんと作ることができなかったのです

優等生とは程遠い生徒さんですね(笑)

生徒さまとのスケジュール帳のレッスンや、自分の使えないスケジュール帳を見る度に、自分の原点を思い出しては初心を忘れないようにしております♪

そして、このスケジュール帳が新しく教室開講される生徒さまの勇気と希望へと繋がりますように!


■コラム執筆者のプロフィール

愛知(名古屋市千種区)のカルトナージュ教室「salon de merci」の主宰者。
生け花の師範、パリへの花留学などの経歴を持ち、2013年にカルトナージュ教室を開校。
カルトナージュ以外にも、シルクフラワー、お茶箱&スツール、グルーデコなど、同じ教室でいくつもの資格が取得できると注目の教室。

→  このサロンの詳細を見る