第4回「思い出の作品」

「思い出深い作品」はどれですか?
そう問いかけられたら、次々と出てくる出てくる・・・。
皆さんも同じだと思いますが、これぞという生地を選び、色の組み合わせを考え、ひとつひとつの作業を丁寧に重ねて作ったものはどれも思いのこもった作品になりますよね。

私がいくつか選ぶとしたら、やはりローランス先生に特に褒めていただいた作品でしょう!

ひとつめは、刺繍キットを収納して持ち運ぶための箱。
これは、先生にメガネケースを教えていただいた時に、「もっと大きくしてフルオープンで使えたらなあ。そうそう、刺繍キットを持ち運び出来るようなサイズにして・・・etc」と、自宅であれやこれやと考え試作したものです。

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レッスンに持って行って先生に見せると、「Harumiが素晴らしい作品を作ってきた!」と言って、他の生徒さん達にも見せてくれました。ローランス先生はとても率直な方なので、そんな風に言っていただけることがとにかくうれしくて!つたないフランス語を駆使して、自分の工夫した点を話したこと を覚えています。

ふたつめは、くるみボタンが仕込んである飾り箱。
Cartonnage broderieという先生の著書に載っている飾り蓋の箱を教えていただいた時に、蓋のガラスの中に何を飾ろうか考え、あらゆる「小さくて可愛いもの」を置いてみたけれどなんだかいまいち合わず・・・。
そこで、持っている生地でくるみボタンを作って入れてみたところ、これだ!とピンときました。

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さっそくいくつかレイアウトしてレッスンに持って行ったら、くるみボタンが立体的に浮き出るのがとてもいい!と大変褒めていただきました。調子に乗って、この飾り蓋シリーズ、アンティークリボンをガラスの下に入れたりして何個も作りました。額装の要素が入っていて面白いんです。

このように、一つ一つの作品にドラマがありますから、当然思い入れは強くなります。生徒さん達が、「プレゼント用に作ったつもりだったけれどやっぱりあげられない。。。」とたびたびおっしゃっていますが、私もその気持ち、よくわかります!

■コラム執筆者のプロフィール

東京・二子玉川のカ ルトナージュ教室「メゾン・ド・カルトナージュ」を主宰。
2006年、フランスでカルトナージュと出会い、フランス屈指のカルトナージュ作家ローランス・アンケタン先生のもとで徹底的に学ぶ。
帰国後、教室を開校。
高い技術力とそれに基づく細やかな指導、抜群のセンスに定評がある今注目の教室。

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